昔々、世紀の発明王エジソンが竹フィラメントを用いた電球を発明しとされるが、そんなライトに新たな革命が起きたのは間違いなく、LEDの登場だろう。薄くてコンパクトなLEDは、今ではあらゆる場所で使われている。ハンディーライトも例外でなく、今ではLEDがほとんど逆に電球タイプを探す方が難しいかも知れない程。光と言う点では、同じカテゴリーに存在するが電球とLEDは全くの別物で、LED照明はLED単体を並べて製造した光の集合体なのです。
「このライト、○○○ルーメンだから明るいんだ!」とか「このライト、○○ルーメンしか無いから暗いんじゃない?」なんて釣り人さんの会話を良く耳にします。
しかし、ルーメンって何だろう??と質問すると・・・案外答えられる方は少ないかも知れません。
従来の電球や蛍光灯では、消費電力量を現す「ワット」が明るさの比較基準とされていましたが、LED電球やLED対応の照明器具の場合は明るさを現す単位として「カンデラ」「ルーメン」「ルクス」と言う言葉が用いられます。
「カンデラ」は国際単位系(SI)における「光度」の単位です。
光度とは?光源から特定の方向へ照射される光の強さの事で、これを現す単位が「カンデラ」(cd)です。
カンデラとはラテン語でろうそくと言う意味を持ち英語のキャンドルと同じ語源です。
因みに・・・1cdは一般的なろうそく1本の明るさとほほ同じです。
LEDの光度はカンデラの1000分の1のミリカンデラ(mcd)で表示されます。
LEDの多くの照明器具は照射する方向によって明るさが違います。その中で最も光度が強い方向の一点の光度を「最大光度」とお表示します。
「ルーメン」は国際単位系(SI)における「光束」の単位です。光束とは?ある面を通過する光の明るさを現す物理量の事で、これを表す単位をルーメン(lm)と呼びます。
少し難しくなりますが・・・1ルーメンは?全ての方向に対して1カンデラの光度を持つ標準の点光源が1ステラジアンの立方体に放出する光束と定義されています。
従来の電球や蛍光灯では明るさを示す目安は電力量(ワット)で表示されていましたが、LED照明では電球や蛍光灯と比較した場合、同じ明るさを実現する為のワット数がとても小さくなります。(60Wで810lum以上)そこで混乱を避ける様に表示されるようになったのがルーメンです。
白熱電球であればワット表示で問題が無かったのですが少ない消費電力で強い明るさを出す事が出来るLEDの出現から新しい単位として「ルーメン」が用いられるようになりました。
光源から放たれる光は放射線状伸びて行く無数の「線」の集合体です。光の線が寄り集まった「光の束」の量を測定したのがルーメンなのです。
「ルクス」は国際単位系(SI)における「照度」の単位です。
物体の表面を照らす光の明るさ表す物理量の事でこれを表す単位が「ルクス」(lux)です。
また難しくなりますが・・・1ルクスは1平方メートル面が1ルーメン光束で照らされる時の照度と定義されています。
ルーメンが照明器具自体の明るさを示したものであるのに対して、ルクスは照らされた面の明るさを示します。
今回は、少し難しいお話になりましたが・・・レッドレンザーの商品カタログを見る場合にも、ご自身の釣りのスキルに合わせたライト選びにも役立つと思います。
勿論、照明器具選びにもお役立ちするかも知れませんね!!