前回、ルーメン・ルクス・ワットの違いと意味について説明した。少し難しい内容になったが、各意味合いをご理解頂けたと思う。
何故?前回この様な難しいお話をしたかと言うと?ライトのお話を進めていく上でまず頭の中を整理して頂きたかったからだ。
店頭でライトを購入する場合等に、パッケージに記入されているルーメンと言う表記。
ルーメンとは何なのかは、前回お読み頂いた皆様には既にご理解頂いている事と思う。
今の時期、アオリイカや太刀魚などナイトゲームを楽しんでいると??どことなく聞こえてくるライト自慢的なお話。「このライト明るいやろ~!」「○○ルーメンあんねんで!」
確かに100ルーメンより200ルーメン、200ルーメンより300ルーメンと数字が大きくなる程光は強くなって行くのは間違いない。しかし、明るければそれで良いのか?と疑問を抱いてしまうからだ。他に300ルーメンを放つライトがあったとしよう。
LED LENSER社(レッドレンザー社)にHR7R.2と言うモデルがあるのだが300ルーメンを放つモデル。このモデルと前者の300ルーメンモデルを同時に発光させた場合どうだろうか??実際に暗闇で確認して欲しいのだが、当然の事ながらHR7R.2の明るさには敵わない。多分、実際にご覧になられたら?「同じ300ルーメンなの?」と疑われてしまう方ばかりだと思う。そこで、前回の記事を少し思い出して頂きたい。
「ルーメン」は国際単位系(SI)における「光束」の単位です。光束とは?ある面を通過する光の明るさを現す物理量の事で、これを表す単位をルーメン(lm)と呼びます。
少し難しくなりますが・・・1ルーメンは?全ての方向に対して1カンデラの光度を持つ標準の点光源が1ステラジアンの立方体に放出する光束と定義されています。
即ち、発光する光の束を表す単位であるルーメン。LED単体では光を集結させる事が出来ずレンズを用いるのが基本です。
現在市販されているほとんどのライトは、リフレクターで集光するタイプの製品です。
しかし、リフレクター式には配光にムラ、暗い分が出来るという欠点があります。
LED LENSER社(レッドレンザー社)リフレクター式とレンズ式の長所を組み合わせた特許技術アドバンスフォーカスシステムを開発。劇的に美しくムラの無い光を生み出した。実用性に優れる光の広がり方こそがLED LENSER社製品最大の特徴
特許・実用新案の数が世界で100以上持つLED LENSERだからこそ成し得る事
同じルーメン数を表示していても、実際にフィールドで使用した際の体感が違うのは実はこのような秘密が隠されているのです。